2016年春 高校生一日医師体験@静岡田町診療所

2016.04.09 Saturday

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    静岡民医連は、医師を目指す高校生を対象に、
    病院、診療所で医師体験を募集しています。

    静岡田町診療所は、3人の高校生を受け入れました。

    民医連の医師体験は、まず患者様という存在を知ろう、
    医療を特に必要としている高齢者の実態を知ろう、
    そして、患者様や高齢者、ご家族が生活する場である、
    「地域」にも関心を持ってもらいたいな、と考えて
    様々な工夫をこらしています。






    静岡田町診療所のすぐ近くには、
    柚子と杏、友遊という3つのデイサービスがあります。

    それらのなかに入ることも、プログラムに組み入れています。
    一緒に体操をしてみたり、利用者様に質問してみたり。

    ある生徒さんは、ユニークな質問を投げかけました。

    Q:「一番の楽しみはなんですか?」

    A:「スポーツ観戦」
      「これ(お酒を飲む真似)」
      「ここでのおしゃべり」

    思いがけず即答でした。
    もう一つ質問を出しました。

    Q:「もう一度学生に戻れたら何をしたいですか?」

    そうしたところ、かえってきた答えは・・・

    「男になりたい」という方が2人もいらっしゃいました。
    「教師になりたい」という方もいらっしゃいました。
    利用者様の感性がとっても豊かだなと思いました。

    デイ職員からは「一日何時間勉強しているの」という質問が。

    「12時間ぐらい、かな」

    「ジュウニジカン〜 Σ(゚□゚(゚□゚*) 」


    そうなんです、医師を目指すには並大抵の努力ではありませんね。
    ダイヤの原石を目にしている気分です。

    だからこそ、地域の人たちが必要としている「医療」を
    しっかりと伝えていきたいのです。





    診療所の隣には、様々なサークルが活動する「サロン」があります。
    今回3人の生徒さんがふれあったのは、
    ・一閑張(和紙と柿渋の工作)
    ・編み物
    ・リハビリマージャン
    のサークルでした。

    みなさん、病気や手術、ご家族の看取りを経験されていました。
    会話の中から、患者様、ご家族様の気持ちを感じ取っていただけたでしょうか。

    静岡田町診療所は、1971年にスタートしました。
    そのとき3人いた初代の看護婦のうちのお一人も編み物に来られていて、
    当時のお話をうかがうことができました。






    田町診療所では、通院サポートといって、
    有償ボランティアによる患者様の送迎を行っています。

    このDVD2枚組は、なんとドライバーの方が、
    医師体験に来る生徒のために準備されていたんだとか。







    午後は、小林豊子医師の訪問診療、
    もしくは訪問看護ステーションの訪問看護に同行しました。

    (ちなみに、訪問看護は浜松医大生の2年生の授業としても実施されています)


    【高校生の感想】(抜粋)


    医療は医師だけでなく患者さん自身やその家族、
    そして医療に関わる様々な職業の方々が協力して成り立つもの、
    高齢社会と深刻な医師不足という現場の中でも、
    一人一人が希望をもって熱心に働いている姿に感銘を受け、
    自分も必ず医師になって
    地域医療を微力ながら支えていけるような人材になるべく、
    いま目の前にある事を確実に行っていこうと強く決心しました。


    訪問看護があるということは知っていましたが、
    私が想像している以上に、高齢化という現象は大きな問題であって、
    訪問看護を必要としている人が多くいると知りました。


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