「二木会」 医師研修 振り返りに参加

2016.10.27 Thursday

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    JUGEMテーマ:研修医

     

    10/22(土)〜23(日)にかけて北海道の黒松町内で「二木会」という企画に参加しました。

    「二木会」とは家庭医や総合医をめざす後期研修医と、指導医のための勉強会として札幌で定期的に行われております。始まった当初の開催が第二木曜日ということでこの名前が付いたそうです。毎回約30名の医師が参加しており、年に2回地方会を開催しております。今回は黒松内町での開催でした。医師18名、多職種15名の33名が参加しました。

     

    人口約3000人の黒松内町には「くろまつないブナの森診療所」という国保診療所があり、そこに静岡出身の医師が研修しております。以前から二木会の評判を聞いていたので、参加にいたりました。

     

    今回のテーマは「地域コミュニティーケア」でした。家庭医・総合医の役割として地域・コミュニティーケアをする能力が含まれているそうです。

    その能力とは、健康な地域住民に対してもアプローチし、地域全体の健康にも関与する。地域の健康に関するニーズを把握し、地域のその他の専門職と協力して様々な介入を行うことです。健康促進だけでなく、「地域の持続的な発展や幸福」を目標にしております。

     

    1日目は多職種を含めて、フィールドワークを行いました。酪農、老人ホーム、福祉センター、商店などいろいろな住民、施設をまわり聞き取りを行いました。

     

    2日目は1日目のフィールドワークを受けて黒松内、自分がいる病院、地域でコミュニティーケアを実施するための計画づくりに取り組みました。離職率の高い医療・福祉分野で働いている人たちにアンケートを取ったり、地元を離れていった若者を戻したりするためのプロジェクト、教育を充実するためのプロジェクトなど若い医師からさまざまなアイデアが出されました。

     

    今回参加して、地域の持続的な発展や幸福というところまで医師が考えるということについて少しもやもや感がありました。ブナの森診療所の寺田所長の「医療をするだけで解決することはわずか」という言葉や、勤医協中央病院の臺野医師の「ERはおぼれた人を助ける」という川上・川下論の話を聞いてようやく分かった気がしました。

     

     

    病気の人だけを見ていては、病気を防ぐことはできません。病気になる原因を作り出さないようにするための予防・政策、さらに病気や障害があってもいきいきと暮らせる政策、そのために発展し、住民が幸せで暮らせる地域・まちづくりが大事である。このようなことにたずさわっていくのも家庭医・総合医など医療従事者の役割であると実感しました。

     

    北海道は秋と冬が混ざり合ったような雰囲気でした。前日札幌では雪がちらついていて、黒松内町の木々は紅葉でとてもきれいでした。

     

     

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